「言葉も順序によっては伝わりにくい」という話
お題「どうしても言いたい!」
今日ははてなブログのお題スロット機能から、「言葉の順序によっては本来伝えたい部分とは違う部分に注目を集めてしまうので気を付けましょう」というお話を少ししたいと思います。
Twitterで見かけた「伝わり方が意図とは変わる」一例
今日見かけたのは、印刷における深みのある黒、「リッチブラック」を紹介するツイートに対して「Kを一回だけ印刷する一般的な黒に対して、CMYKの色を4回に分けて印刷するので難易度が高く、印刷所によってはミスすることもあるような色である。これを安易に紹介するべきではない。」という旨の引用ツイートでした。
件の引用ツイートは「スレッド」機能で複数のツイートに分けられて投稿されており、冒頭部分には安易に紹介していることを皮肉る形で"これを安易に紹介するべきではない。"というツイートをしていました。その後に補足情報が続くような内容です。
「皮肉」のツイートを先行させたために補足情報が正しく広まらない
件のツイートは「皮肉」の要素を含んでいたため、その部分に対しての批判をするリプライが送られていました。そうすると自身がその情報を知ることになった背景や、皮肉った内容についての釈明などの追加説明を行う必要に迫られます。何故ならばそれをしなければ「ツイートに対する本来の意図」が伝わらないから。
ちなみに皮肉るという言葉の意味は"相手を不快な気分にさせて喜ぶ"ことなのですが、本当にそのつもりでツイートしたのでしょうか…?
Twitterのスレッド機能を使う場合は私見はなるべく最後に
これ以外にも、「コミュニケーションの祖語」には時と場合によらず、様々なものがありますが、多くの場合で見受けられるのは「本来の意図と異なる形で相手に伝わる」ということです。対象が単体でも不特定多数でも、まずは言いたいこと(結論)を上げた上で事実(論拠)につなげ、最後に私見(考察)とするのが好ましいと思います。
正しく伝えるために「正しい言葉のつなぎ方」や「正しい文字のつなぎ方」を会得するのも、正しいコミュニケーションを図るために重要です。