ヨシムネの書きだめ

文章化して忘れないように書き留めます

Amazon Flexが愛知でもサービス開始したらしいという話

Amazon Flex」について

Amazonの配達業務委託としてアメリカで2015年に開始されたのが「Amazon Flex」。日本では2018年の年末から試験的に開始されています。先月からは愛知エリアでの活動開始を記念して、Amazonギフト券のプレゼントキャンペーンも行っています。名前のFlex(フレックス)の通り、フレックスタイム制である程度時間スケジュールの自由が効き、勤務時間によって収入額も調整できるので最短で2時間だけ働くような副業的な利用も可能です。

週50時間の「Amazon Flex PRO」もある

また、もう一つの働き方のモデルとして「Amazon Flex PRO」という専業向けのものもあり、こちらは"週50時間の勤務で40~43万円程度の月収が得られます。"という触れ込みでプロモーションを行っています。アメリカのように1ブロック(街区)ごとの配達に対して所要時間・給与額を割り出しており、荷物を配達した数に応じた出来高制になっていない点は大きなメリットです。

そのほかのメリットとしては再配達が不要なこと、前日までであれば勤務の予定をキャンセル可能なことも挙げられます。一方で貨物軽自動車運送事業の申し出がされている黒ナンバーの車両を保有していることと自動車保険への加入が前提条件となること、加えて燃料費や車両のメンテナンス費などは自己負担となる点は注意点といえます。

現在は東京・神奈川・愛知と首都圏や中京圏の大都市に限定されているようですが、メーリングリストに登録しておくと新規エリアの発注開始などが通知されるので宅配業務を行っている自営業・フリーランスの人は登録しておくとお得です。

 「Amazon Flex」リリースの背景についての私見

2013年に佐川急便が完全ではないもののAmazon商品の配達から撤退したり、おととしにヤマト運輸が一部の時間帯指定の配達を廃止したり、人手不足の続く日本郵便ゆうパックに比較的小物や薄物の配達を任せたことが起因して時期によっては大きな配送遅延が起こるような状況が続いていました。一方でAmazon側は注文から2時間で商品を配送する「Prime Now」や定期的に食料品・日用品などを配達する「Amazonパントリー」などの新サービスをリリースした結果、大手3社からは敬遠される結果となり「デリバリープロパイダ」と呼ばれる中小規模の宅配業者にも業務を委託しているのが現状です。

デリバリープロバイダに関しても大手3社と比較した際のサービスの質の低下を問題視する消費者は少なくないと思いますが『あまり良い風が吹いていない状況下で新たに走り出したFlexは働き手にとっての新しい働き方として、消費者にとってのより良い宅配手段として、日本国内でしっかりと定着するのか?』という新しい挑戦自体は見守っていきたいと思います。

【著作権について】
当ブログに掲載している画像・動画を含むすべての外部コンテンツの著作権は、著作者および著作権を保有する企業に帰属します。
著作情報の削除依頼に関しては、aboutページに記載されているメールアドレスよりお願いいたします。
著作者からの申請であれば、速やかに対応いたします。

Logo created by DesignEvo logo maker