「バウムクーヘンエンド」とは何なのか?という話
今回のTwitterトレンド浮上は曲題となったのが要因
Twitterトレンドに浮上してきた「バウムクーヘンエンド」という言葉。元々は2012年頃にあるTwitterの女性ユーザーが酒の席で話した「仲のいい2人のうち片方が他の相手と結ばれて、もう一人に引き出物のバウムクーヘンを食べさせたくない」というシチュエーションの想像から出たツイートによって生まれました。汎用性が妙にあったことから2014年・2015年にもトレンドに挙がった言葉のようです。
今回のトレンド浮上に関してはシンガーソングライターのEveさんがYoutubeに投稿した新曲の題名が発端となっているらしく、動画への感想などを発端に本来の言葉に付与された「嬉しいが寂しさの残る」様々なシチュエーションについてのツイートが盛り上がっています。
『ハリー・ポッター』シリーズのハリーとハーマイオニー
J・K・ローリング原作のファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズでは一時期、主人公のハリー・ポッター、友人のロン・ウィーズリー、そして紅一点の友人ハーマイオニー・グレンジャーの間でカップリング論争が発生していました。結末はシリーズをお好きな方はきっとご存知でしょう。
イギリスのカルチャー誌「Wonderland」の2014年2・3月号では映画でハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンとJ・K・ローリングの対談インタビュー記事があり、そこでは"ハーマイオニーとロンが交際することは著者としてのある種の個人的願望だった"という旨の発言がありました。
また、"シリーズの執筆が完結してから6年以上経ってようやく客観的に見てハリーとハーマイオニーのカップルがふさわしく見えた"とも発言しています。個人的にはあまり違和感を感じていませんでしたが、見方によってはこれもまた一つの「バウムクーヘンエンド」なのでしょうか。